イギリスのバーミンガム西方100キロメートル程の所にその牧歌的村落ランイノグがあります。ここではマイクとジェーン・シャープ夫妻がイギリス全土の各地から一連のサプライヤーを通して納入される120頭の子牛グループを飼養しています。マイクさんとジェーンさんは完全統合型肉牛肥養組織である「ブレード・ファーミング・カーフ・リアリング」プログラムの一員です。
この記事では以下を取り上げます
子牛は自動機にはすぐ慣れます
この農場には生後二三週の子牛が納入されています。子牛は全数が納入時点に計量されています。納入時で平均的におよそ45 kgとなっています。子牛は全頭とも着荷時点に肺炎および白癬に対してワクチンを接種されます。
マイクさんは現在Holm & Laue CalfExpertで子牛の飼養第三ラウンドとなっており、作業が極めて楽になりました。幼い子牛を哺乳に慣れさせることとなると、押せば少量のミルクが放出されるトレーニングボタンで大いに助かっています。たいていの子牛は自動給餌機にすぐ慣れます。
子牛は毎日8 ℓのミルクを一日三食の給餌によって飲み、六週間授乳後初めて離乳が始まります。
グループ用ペールではよい結果が出ませんでした
マイクさんはCalfExpertの前に子牛10頭のグループ用にいくつも乳頭が付いたグループペール哺乳を行っていました。しかし、強い子牛が弱い子牛よりいつも多くのミルクを飲んでいました。このため結果はうまくいきませんでした。
マイクさんは同一の牛舎内で何頭もの子牛に給餌でき、強い子牛が横取りできないCalfExpertがお気に入りです。この自動機だと配合とミルク量が定量に維持され、薬剤でさえCalfExpertで投与することができます。
QuadroFlexによって子牛ストレス解消
CalfExpertの設置時にQuadroFlexオプション(同時に4頭の子牛に給餌)が同時に据え付けられませんでした。このため二基のステーションのうち常に一基しか子牛に給餌できませんでした。一度に入ってくる60頭の子牛ではかなりのストレスになっていました。QuadroFlexオプションを含めて設置されたときは、全く異なる機械でした。
子牛を容易に慣らすトレーニングができ、その後も子牛がHygieneStationでいつでも授乳可能となったため、子牛へのストレスが解消されました。Holm & Laueが正式に120頭の子牛が給餌自動機1台で対応可能な限界であるべきとしてぎるのに反して、マイクさんは、120頭の子牛でもこのシステムは非常に円滑に進行し、子牛が実にリラックスしていることを明言しています。
自動化による安定給餌
今農場で子牛給餌を誰が担当しているかを問わず、オートメーションが定常的な給餌を保証します。スタッフが行うべきことはアラームリストを確認してリストに挙がっている子牛に注意することだけになりました。子牛グループが大規模な同農場にとってこれは便利以上の意義があります。
HygieneStationには最近ディスプレイも設置されました。ここからマイクさんとチームは常にグループのどの子牛の哺乳が済んだかがすぐ把握できます。若い子牛のティーチは特にたいへん楽になりました。
牛舎のフロアを最適に利用
離乳した子牛は離乳後の家畜がいる別の牛舎に移ります。次に牛舎が整理され、次のグループのために準備されます。マイクさんはCalfExpert哺乳自動機を最適に利用したいため、ロット間の時間を可能な限り短くしたいのです。
今後、マイクさんは子牛データをCalfGuideでより上手に利用できるようになります。しかしすでに今でもQuadroFlex装備のCalfExpertが肉牛肥養のための専門職的子牛飼養で成功する可能性が大きく広がっています。