CalfExpert哺乳自動機で子牛の飼養を開始して以来シュターバハ・ザクセン農業会社のラウラ・ビューリングさんは喜んでいます。

ドレスデンから自動車でほぼ30分のノッセン郊外ボーデンバハの農業会社シュターバハ・ザクセン協同組合の農場経営者ラウラ・ビューリングさんが、子牛飼養の日常作業とCalfExpert哺乳自動機での給餌にいかに感心しているかについて話してくれました。

ここでは8年前、H&L大部屋用Iglu16台を設置した子牛新舎を建設しました。年初から現在4基のCalfExpert哺乳自動機が稼働しています。

誕生頭数が多いのとオスとメスの子牛が混ざる一括飼養により非常に均質的な群れのサイズが可能です。1グループに1基のHygieneStationと大部屋用Iglu2台で子牛30頭を飼養しています。年齢差が一週間を超えることがめったにありません。

定常的な作業ルーチン

この農場でスタッフ30人のチームに二人の子牛専門の女性スタッフが付き、子牛舎内で生殖部門のスタッフにサポートされます。早朝シフトでは2人のスタッフが子牛の世話をします。午後から夜は生殖担当スタッフのみ子牛部分を監視します。

子牛担当の女性スタッフは早朝まずグループ飼養している子牛の面倒を見ます。ここでは誕生した子牛と夜間哺乳しなかった子牛を優先して一回呼び出しステーションに案内します。すなわち、これらの情報がすぐ見つかる哺乳自動機のアラームリストがすぐ目に入ります。また、健康管理も手順に含まれます。

次の手順として女性スタッフはシングルボックスに入れられた生後間もない幼牛の世話をします。1区画がシングルボックス18個の4区画を面倒見ます。すべての新たに誕生した子牛は生後初の給餌として4ℓの初乳を与えられます。二回目と三回目の授乳では初乳混合ミルクとなり、四回目の授乳からは60%脱脂粉入り代用乳を混ぜます。その後は二台のMilkTaxiで毎日二回1回に4ℓを授乳します。

牛舎移動は正確に計画されています

生後7~10日もするともう子牛は群れにまとめて、哺乳自動機で40%の脱脂粉乳を飲みます。移動日に子牛は早朝からシングルボックスに入れられ、2ℓを哺乳され、午前中にグループ別にまとめて、そこからHygieneStationへ移されます。必要に応じて新生の子牛を翌朝そして昼過ぎにもう一回呼び出しステーションへ案内し、合計最大3回の学習補助を得ています。それでも子牛のおよそ60 %にこの学習補助は必要ありません。ここでは呼び出しリストに2日目からすでに子牛がステーションに自分から行くことが示されています。まだ幼い子牛でさえ哺乳自動機に慣らすことがとてもうまくいっています。

 

体重は直ちに増加し始めます

誕生後直ちに子牛の体重を測ります。二回目の体重測定はK0からIgluハウスへの移動時に行い、その後は離乳時にもう一度測り、子牛を若牛舎に引越します。雄牛の子は肥育農場に移り、そこでグループ別に体重が測られます。生後3~4ヵ月すると雌牛はここの組合の別の立地にある若牛舎に移り、そこで肥育後に元の牛舎へ戻ってきます。

ノッセンにあるHolm & Laue提携先AUL協同組合搾乳技術ラウターバハでは昨年末、CalfExpert哺乳自動機第一号機を設置し稼働しました。牛舎が稼働開始して直ちに日次体重増加率が増え始めました:移動直後から体重増加量が850 gから950 g、その後は日次1,000 gより多く増えました。

ラウラ・ビューリングさんは長年哺乳自動機の経験がありますが、現在は新型CalfExpert自動機から子牛に日次14ℓを哺乳、毎回の哺乳時に4ℓを消費しているそうです。子牛がQuadroFlexのおかげでいつでもミルクを飲めるので発育が極めて優れてよいです。子牛ミルクの調製は哺乳1ℓに150 gのMAT(代用乳)として設定されています。

自動哺乳は生後50日目に開始し、70日目に終了します。ラウラ・ビューリングさんは子牛を慣れたミルクから次の段階に離乳させる際、いつでも自分で配合した乾燥飼料(糖液、藁、ミネラル、トウモロコシ滓、アブラナ滓)をやります。この手順はグループ舎への移動後直ちに開始しています。離乳にともない子牛にまだ多量の哺乳をしつつ多くの乾燥飼料をやり始めます。

ラウラさんが挙げるCalfExpert哺乳自動機による主なメリット11点

  • QuadroFlexでは自動機一台当たり子牛4頭まで同時に哺乳でき、より頭数の多いグループを学習させるのがとても楽になります。また、Holm & Laue CalfExpertのソリューションには高費用の技術が不要です。
  • すべての子牛は常に割当量をもらえ、マイナスの調整はされません。
  • 高い柔軟性:子牛が個体別に哺乳可能となっています。
  • 簡素な管理:子牛別に飲んだ数量がいつでもすぐ確認できます。
  • LED乳頭ランプは夜でも子牛に哺乳場所までの経路を照らし出します。
  • ペール哺乳より労働生産性が高いです。
  • イグルードルフは風がよく吹く土地なので、冬の統合森林保護は非常に有利に作用します。
  • 子牛リスト表示と哺乳自動機の取扱いが非常にユーザーフレンドリー。
  • 決定的情報は迅速に可視化されます。
  • 自動機はインターネットと接続されているため、同時にいくつもの利点があります:
    • 従業員が操作がわからない場合は自宅からラウラさんがコンピュータで自動機にアクセスしてサポートできます。
    • 哺乳曲線も自宅で楽に調整できます。

ラウラさん、他に何かいい点はありませんか。

私たちの見学の最後に、ラウラ・ビューリングさんからCalfExpertの他のユーザーのためのヒントと当社へのよい評価や指摘を頂戴しました:

高度の衛生状態を維持するにはステーションの外側を二日おきに洗い流すべきです。ノッセン酪農場ではこのために乳房洗浄ノズルと、場合に応じて泡沫クリーナーも使用します。

新システムQuickDrainでは哺乳ステーションにステンレス製傾斜プレートを装備したので、かなり改善されました。よだれと残ミルクがよく洗い流されるので、衛生状態がほぼ完璧なまでよくなりました。

QuadroFlexセンサーのリアルタイム流量をディスプレイで把握できれば、ラウラさんにとってさらに便利になるとのことでした。これによって、閉塞されたラインがあってもすぐ検出でき、子牛の実際の哺乳行動がはるかによく判断できるようになり、具合の悪い子牛を早期発見できます。

こうした現場からのフィードバックを頂戴できると私たちはとても嬉しく思います!このようにしてしか製品の継続開発は可能ではなく、従って子牛と人そして農場のためになります。ありがとうごじます、ラウラさん!

レンラクサキ
子牛マニュアル

Holm & Laue 子牛マニュアル