子牛舎内に隙間風なしで外気が流れます

17. Juni 2022 — ゼンパン, コウシシイク, 現場レポート#ConceptBarn #家族 #管理 #スチール構造 #牛舎計画 #自動哺乳機
CalfExpert搭載のConceptBarnをご使用いただいているシュレスビヒホルスタイン州ニュッベルのボック家

ニュッベルのボック家では2022年1月に子牛のために新しい牛舎を導入しました。自動哺乳機を使用してきた旧舎ではもう納得いかなくなったので何か新しい物が欲しい頃でした。自動哺乳機CalfExpertを入れたConceptBarnが今日ここの酪農業と子牛たちのために最適なソリューションになりました。

MilkTaxiを止めてCalfExpert付きConceptBarnを使用しています

ニュッベルのボック農場では目下のところまだ乳牛130頭から搾乳していますが、間もなく新設牛舎によって240頭へ増える予定です。乳牛が増えると子牛も増えます。そして多くの子牛は快適な場所にいたいのです。これで最適な健康と生産性につながるからです。旧子牛舎ではこのことが確実でなくなりました。2022年1月から子牛を新設ConceptBarnに移してから、父親のため主に操業を担当しているブローダー・ボックさんと双子の兄弟イェルンさんはとても満足しています。

もともとMilkTaxiで旧舎の多くの問題を解決できるはずでしたが、その頃Holm & Laue農場見学をしました: 「基本的にはMilkTaxiに決めていたので見学にはもう興味がなくなっていました。つまり、もう決定していたのでそれ以上のことをする必要はないと思っていました。結局参加してConceptBarnを見学しました。このシステムに納得できたので、MilkTaxiを元に現在のConceptBarnに決まったわけです」と、ブローダー・ボックは説明してくれました。

Curtain(カーテン)が開いたボック農場のConceptBarn。

ConceptBarnのコンセプト

そこでConceptBarnとはいったい何でしょうか。これは子牛をふんだんな外気を取り込め遊び空間がある場所で飼育できる牛舎システムです。隙間風がなく、有毒ガス負荷がほとんどなく、全天候に耐える屋根と壁からなります。

実装例ボック農場の例が端的に表しています: ここではConceptBarn内に4つの子牛グループ用に4区画で構成されます。自動哺乳機CalfExpertはConceptBarnの中央に主要装置として設置され、HygieneStationと接続されています。子牛グループ別に1つのステーションがミルクを与えます。

換気は天候しだいで開いたり閉じたりできるCurtain付き側壁で行われます。ボックさんの農場ではこれを手動で行います。ブローダーさんは「これで子牛舎内の空調が常に最適になります」と言っています。カーテンを少し開けるだけでも新鮮な外気が牛舎内に流れ込みます。風受けネットと高さが半分の壁のために隙間風は防止されます。

ボック農場ではこの他CalfBox毎に「CalfNest」が一体化されており、これで子牛がその下にいられる低い屋根を構成しています。この構造によっても空調ゾーンが追加されています。

牛舎の切妻壁側の溜り場から除糞します。「ボックスにある4つの扉からボックス別にホイールローダーで簡単に除糞して、糞がグループ間で移らないようになっています。この点には実に気に入っており、とても衛生によいです。」

ConceptBarnについてさらにビデオをご覧になれます。当社のYouTubeチャネルでは社員や専門家Dirk Sötje(ディルク・ゼティエ)が詳しく解説します!

子牛舎内の新鮮な空気と健康

ニュッベルの農場では子牛たちを生後約15日でグループに加えます。こちらに5月に伺ったときは1グループに平均15頭の子牛がいました。この点についてブローダーさんが語ってくれました:「本来ボックス1つに25頭は入るのですが、19頭くらいから目立って幼い者ほど健康の問題が増えます。このため可能な限り小グループ制にするよう心がけ、咳や下痢の問題はほぼなくなりました。」

「牛舎内はとても静かで子牛たちはリラックスしています」とブローダーさんは所見を言ってくれました。このことは訪問させていただいたときも自ら確認できました。また、牛舎内の空気にもとても満足しています:新鮮な外気が入りますが、北風は入らず、不愉快な臭さもありません。「最近では少し肌寒い日にはCurtainをさらに下げていますが、夏には上げきることができます」とブローダーさん。

HygieneStationの向こうに子牛たちがいる情景

Holm & Laue の存在意義

Holm & LaueのConceptBarnにボック家がなぜそれほど納得していただいたのか、という疑問が残ります。ブローダー・ボックさんがこの質問に答えてくれました:「Holm & Laue社はずいぶん前から知っています。旧舎の自動哺乳機もヴェスターレデンフェルトの本社から取り寄せました。製品の品質が自明であり、コンサルタントのディルク・ゼティエさんが計画段階から実施段階までよくサポートしてくれました。時には本音のまま言えば:それ以外誰かに頼みようがないです。さらに、ConceptBarnではとても自由度が高く、自分たちで構築できる上、現金の節約にもなりました。CalfExpertでは子牛をよりよく一望に把握でき、家畜を個別に調整して給餌することができます。皆とても楽しく、子牛たちもきっとそうだと思います。」

ブローダー・ボックさんにお時間いただき、よくお話していただいたお礼を申し上げます。今後ともConceptBarnとCalfExpertで成功を収めてうまくやっていってください!

レンラクサキ
子牛マニュアル

Holm & Laue 子牛マニュアル