CalfExpert

子牛を個体別に給餌可能な先端自動哺乳機、全乳システム、グラフィックディスプレイの直感的操作、その他豊富な機能。

作業の柔軟性を実現:アプリでデータ解析できるため専門的な管理ができます。

体重測定による飼養生産性の改善。早期管理と警報出力で獣医費用削減。

自然のままの哺乳行動:何回もの個体別哺乳時間を設けるので健全に発育。

子牛用の先端自動哺乳機

CalfExpert 子牛自動哺乳機は子牛給餌において最先端のニーズに応えるように開発いたしました。最先端給餌技術が子牛用ミルクを常時新鮮な状態に配合します。この際代用乳または低温殺菌済み全乳のいずれを使用するかは問いません。CalfExpert はミルクを個体別に最適に自動調製します。
子牛が 24/7 の常時給餌を受けられる間、世話人ととしてご自身は作業の配分を全くご自由に行うことができます。このように自動哺乳機は子牛の飼育管理を新たなレベルに高くします。
グラフィックディスプレイで直感的な操作ができ、モバイル CalfGuide アプリに接続できるためご自身とチームが楽に牛を管理することができます。子牛に関する全ての情報、現状報告、アラームメッセージがアプリに表示され、自動機に常に表示されているのが見えます。
様々な給餌プログラムで自動子牛給餌による子牛飼育の成功と生産性向上が可能になります。作業時間短縮と完全なコントロールを含みます!

1 台の装置で多くの利点

CalfExpert で何ができますか?これで子牛の健康な生活と作業条件はいかに改善されますか?その最も重要な機能はどれですか?これらについて以下にまとめました:

個体別に給餌

多くの子牛に新鮮な混合乳を与える同時に個体別に最適な給餌を行うのは大きな課題です。CalfExpert があるとこれも難なくこなせるようになります。

常に新鮮なミックス

CalfExpert 子牛自動哺乳機は子牛別に新鮮なミルクを配合します。ミルクが残った場合保温され、長時間間を置いた場合はシステムから排出されます。その他の自動哺乳機は中央のミルクストックと連動します。この場合 40 °C で保存したミルクはの場合病原体は 20 分で倍増します。これに対し CalfExpert なら最大限に衛生がよく、個体別の給餌を保証します。

個体別に最適な給餌

中央のミルクストックにはもう一つの決定的な欠点があります: 先端給餌プログラム(代謝プログラミング等)では飼育開始時に高濃度の代用乳(160 g/ℓ 等)により成長率増大の刺激を与えることが必要です。しかし哺乳段階ではこれより少ない粉乳濃度 (130 g/ℓ) が必要です。このような個体別給餌は CalfExpert による場合のように子牛別に配合してこそ可能になります。

QuickChange 論理回路ボードで生産性改善

CalfExpert では配合工程と子牛の入れ替えが速くなるため、HygieneStationen の使用度が改善されました。

ミルクが高速で攪拌され、3 秒で哺乳ステーションから取得できます。哺乳時間が経過すると直ちに第二哺乳ステーションに切り替わります。ここでは第一ステーションがまだ吸引所要量を取得中に、第二の子牛に給餌できます。

このほかにも CalfExpert のメニューで優先順を決められるため、幼いまたは病気の子牛を優先することができます。実績のあるスライドタイムプログラムがその日のうちに給餌時間を均等に配分するため、ステーションに哺乳のため何頭も集中することがありません。その結果、頭数が多くても待ち時間が短縮、子牛のためにポジティブな「哺乳体験」!

落着き信頼している子牛

CalfExpert では固定的な給餌時間がないため、子牛は飲みたいときにミルクを飲めます。牛舎に入っても人をミルクをくれる人とは見なくなるため、子牛は落ち着いています。幼く虚弱な子牛は哺乳のために十分時間が取れます。

このほかにも CalfExpert にはインテリジェントな割り当て論理回路があるため、全ての子牛は別の時点に哺乳割り当て分を飲めます。このためステーションに集まる子牛が減ることになります。横取り防止バルブで強い子牛はミルクを横取りできません。結果: 非常に均一に育ちリラックスしている子牛グループとなります!

QuadroFlex: 同時でもフレキシブルな哺乳

新開発の QuadroFlex システムでは PowerMixer 2 台で子牛 4 頭に同時哺乳できます。CalfExpert は子牛が要求すると新鮮なミルクを配合します。このためにストックシステムは不要です。哺乳量は子牛別にメンテナンスフリーのセンサーが正確に取得します。子牛が薬剤や電解質等の特殊配合を必要としている場合、同じ PowerMixer のうちもう一方のステーションのみ停止します。2 台目の Power Mixer では両方のステーションで給餌が継続します。これなら 120 頭の子牛を 4 基の HygieneStation で給餌できます。このため CalfExpert は全世代の H&L 100 より容量が 約 20~30 % 増えています。

フレキシブル給餌プログラム

先端給餌プログラムであれば必ず子牛の年齢、品種、ユーザー定義飼育目標、健康状態に適応するべきです。CalfExpert でこれを最適に実現することができます。

哺乳プロセス

CalfExpert は子牛のために濃厚飼料と粗飼料の摂取を殊更デリケートに用意してあげます。この装置は飼育終了時期に哺乳量を一日に 0.1 ℓずつ減らし、前胃系統の発達を促します。

8 本の給餌曲線

CalfExpert では各給餌プログラムを実際に適用できます。8 つのグループのそれぞれについて給餌曲線を非常に柔軟に適合させることができます。「転換点」が最大 16 個所でご自分の考える給餌コンセプトを非常にきめ細かく調整できます。または CalfExpert で実績のある事前設定済み給餌プログラムのうち一つを使用することもできます。

代謝プログラミング

生後第一週におこない集中給餌により成長してから顕著にミルクの生産量増加が見込まれます。しかし例えば無制限哺乳期間を過ぎた子牛の最適な哺乳量は子牛の飼育者なら誰でも大きな課題に直面します。CalfExpert ではどの子牛もミルクを多く飲む時期から分量と濃度ともにじょじょに減らしていきます。

キュウジキョクセン
キュウジキョクセン

粉乳の効果的配合

フレキシブルな給餌とは、様々な代用乳と添加剤を最適に顆粒を発生することなく調製できることも意味します。連続調整式 PowerMixer でジェントルな供給ができるため撥ねず、粉乳を集中的によく攪拌します。これで子牛は 3 秒後には配合された新鮮なミルクを乳頭から飲めます。

幼いまたは虚弱な子牛の場合哺乳時間が長くなることがあります。ゆっくりと継続的に攪拌することで粉乳が溶けないことのないように配慮されています。寒いときにはミキサー内のヒーターが子牛の必要なだけ長い間哺乳の温度を一定に維持します。

追加的粉乳在庫

第二粉乳室

この新規オプションによってCalfExpertに二種類の代用乳(MAT)を使用して哺乳できます。

粉乳室は角度90°でCalfExpertに対して立ち、横からディスペンサーウォームギアによって粉乳を自動機のPowerMixerに投入します。代用乳50 kgの量に粉乳室拡張によりさらに25 kgを補給することができます。このようにして 最大粉乳容量 150 kg (2 x (50 + 25 kg)) のCalfExpertは市販の自動哺乳機では最も大きい粉乳在庫を収納できます。これは一種類の代用乳が別の代用乳をゆっくりと入れ替わるような方法で行うと最適です。この場合例えば生後間もない数週間に高品質脱脂代用乳を使用すると、子牛の早い発育を代用乳の高い消化性で促すために有利です。後から成分(ある程度の植物性タンパク質等)が反芻成牛への成長を支持するより有利な代用乳を使用することができます。

適切な添加剤の給餌

消化管の安定化のためミルクに微量の飼料添加剤を計量して混ぜることができます。病気の子牛にはミルクに薬を混ぜてやることができます。粉乳計量器 2 台と液体計量器 2 台を使用できます。ミルクプログラムと同様にこうした添加物にも様々な給餌曲線をプログラミングできます。すなわち子牛の最適な健康のために最大限の柔軟性があるわけです!

EvenMilk: インテリジェント全乳給餌

全乳は子牛が最適に消化でき、最も優れる生産性のある牛に育ちます。CalfExpert 全乳プログラムを使って全乳成分比率または全乳の強化を給餌プログラムで柔軟に設定することができます。全乳ストックを使い切ったら自動機ではどんなことが生じますか?粉乳での給餌をするのでしょうか?この場合子牛に餌の変化でストレスが掛かり、消化不良が考えられます。「EvenMilk」インテリジェント全乳コントロールは全乳の残量と給餌すべき量を常時把握しています。このコントロールはたとえ毎日全乳量が変動しても、全乳と代用乳のバランスがとれた配合が可能です。

清潔、安心できる

自動哺乳機で作業が楽になり、24 時間連続的に稼働し続けます。このためには CalfExpert と同様に子牛舎の条件がきつくなっても信頼のおける機能を果たさなければなりません。

乳頭を含むホースの洗浄

以前のホースシステムのなかには稀にしかまたはまったく洗浄できないものがあったため、病原体で汚染されたミルクが沈殿することがありました。HygieneStation は哺乳休止時間が長いときに乳頭の中まで含むミルクホース全体を洗浄します。さらに、毎日ミルクシステム全体を数回洗浄します。ミルクタンク DoubleJug を使用すると、 CalfExpert へのフィードラインも含め自動的に洗浄されます。これで子牛の病原体負荷が減り、子牛の健康がよくなり、手作業の洗浄を省けます。

2 つの洗浄液

CalfExpert には 2 つの洗浄液を投入できるため洗浄をさらに最適にできます。各洗浄サイクルで切り替えるかまたは 1 回の洗浄プロセスに併用するか(アルカリ、すすぎ、酸、すすぎ)。洗浄液ポンプは外側に取り付けられています。これで容器から直接吸引することができます。こうして確実で楽な作業が出来ます。CalfExpert は以上の他にもキャニスターが空になるとすぐ自動メッセージを出します。

ハエ防止標準仕様

大型扉 2 つは汚染してはならない混合エリアを封鎖します。これでミルクに蠅が入らず、ミルクシステムの障害を防止できます。扉は閉鎖でき、子牛が怪我する危険はありません。

取扱説明書付属

7 インチグラフィックディスプレイで全ての子牛データを読み取り易いだけではありません。書籍アイコンのボタンを押すと、各プログラムレベルでヘルプのテキストと情報が取扱説明書から抽出されて表示されます。

天候を問わず利用準備万端

子牛は屋外気候を好みますが、CalfExpert もそうです!この製品には凍結の危険があるとすぐに起動する凍結防止プログラムが実装されています。各 HygieneStation のセンサーと CalfExpert の配合質内のセンサーは周囲温度を測り、配合温度と凍結防止プログラムの出力を調整します。自動機は重要な部品がすべて水から保護されるようシールされているため、外から問題なく水洗できます。

容易なメンテナンス

技術の定期点検が楽です:メンテナンスメニューで CalfExpert の重要な全部品をすぐに容易にテストできます。校正の際もソフトウェアが行うべき項目を表示するため、すぐに処理できます。CalfExpert は年一回製品専門の技術サービスにメンテナンスをご依頼ください。そうしておけば自動機は新しい子牛シーズンに向けて信頼のおける起動が確実になるため安心していただけます。

HygieneStation 2 基を装備した CalfExpert

自動校正

CalfExpert は定期的にミルクと水の流量をチェックします。これで子牛のために一定の哺乳量が確保され、ご自分で手間を掛けることは何もありません。パウダーの量が万が一不適切でも、自動機が校正の必要になったときすぐに知らせます。しかしオプションの Brix-TS を使用した場合 CalfExpert は混合濃度の偏差があっても子牛が適正な給餌を受けられるように平準化します。

より賢く作業 - 生産性向上

一石二鳥:CalfExpert があると面倒で骨が折れるような作業がなくなります。その他にもインテリジェントソフトウェアとスマートオペレーションによって給餌の質がよくなります。

SmartKeys

タッチテクノロジーを意図的に使用しない代わりにいわゆるスマートキーを利用しています。この技術によると CalfExpert は霜が降りたり、雨天でも、またグローブをしたままあるいは指が汚れたままでも安心して操作することができます。ライトアップされたスマートキーでプログラムの操作が一貫してしやすくなります。

全く新しいコントロールソフトウェアになっており、最大限に全容を一望でき、CalfExpert を操作しやすくなっています。個体別の給餌曲線、アラームリスト、技術パラメータ等の全ての子牛データは 7 インチグラフィックディスプレイに表示させることができます。無線 LAN 接続で個々のデータをモバイル端末に表示させたり、エラーメッセージがあるときはプッシュメッセージを受け取ることもできます。

生産性改善による収入増加

多くのエネルギーを与えられた子牛は早く乳を生産し始め、成長してからさらに多くのミルクを分泌します!CalfExpert ならその他にも最適な牛の健康のために最適な条件が備わります。すなわち自社の損失が減り、継続飼育で牛が増えます。このためさらに保持したい牛をよく絞り込み選択し、余った若雌牛は利潤を得て売却することも可能になります。さらに以上と同様に意義がある点として: 手間が省けることにより利益を生み出すように利用できる容量の余裕ができます。

CalfGuide アプリ

CalfExpertには標準仕様でWiFiインターフェースがあります。携帯電話のCalfGuideアプリに基幹的情報を表示させられます。これらの情報とは全般的な自動機データと子牛履歴全体を含む子牛リストです。アプリで子牛情報や給餌曲線を楽に編集できます。洗浄容器が空になったときなど、CalfExpertは従来通りメッセージを送ります。特に実用的なのは子牛の健康状態を客観的に評価できる健康検査です。

AmmoniaDetect

アンモニアは微量でも吸引されると子牛の粘膜に炎症を起こします。この状態が長く続くと気管支炎、ひいては肺炎まですぐ悪化します。アンモニアはすでに危険濃度になってからでないと臭いとして感じません。AmmoniaDetect は牛舎内空気からアンモニア成分を常時監視する電子化学式センサーです。このセンサーは寝そべるエリアに取り付け、パイプで子牛から保護されています。CalfExpert は常時測定値を分析し、グラフィック表示に記録します。このようにして子牛舎は最適に換気され、除糞の最適なタイミングを決められます。

時間と柔軟性を得る

子牛の世話はしたいときにでき、子牛のため終日を左右されることがなくなります。朝と夕方特に他の作業や行うべきタスクがよく発生します: 乳牛の搾乳と給餌、家族の朝食準備、子供を学校へ連れて行く等...CalfExpert に御社の子牛に給餌させてください。御社では技術面と牛のみの管理で済みます。新型 HygieneStation ではティーチが最小限まで少なくなります。

作業行程の自動化

CalfExpertならどの従業員もいつ何を行うかが把握できます。定期点検や定期的乳頭交換等をこなします。CalfExpertは全乳および洗浄液の空になりそうなアラームをタイミングよく出力します。焦ることの無いようにCalfExpertがこのことをすでに容器が実際に空になる数時間前から通知します。

牛とともに成長する自動機

CalfExpert を使用するとステーションが 4 基で最大 100 頭の子牛、 QuadroFlex なら子牛 120 頭まで給餌できます!現在手持ちの牛が少なくてもモジュール式システムなので将来いつでもオプションを付けて自動機を拡張できます。このため最初は予算を節約でき、後からお好きなように拡張することができます。

装備とオプション

ステーションが 4 基装備された CalfExpert

CalfExpert 基本装備

  • SoftStart ロジックとヒーター付き PowerMixer 1 台
  • ミルクを新鮮なまま個体別に調製
  • 取扱説明書とヘルプ機能を統合した CalfExpert 給餌ソフトウェア
  • SmartKey キーパッド付き 7 インチグラフィックディスプレイ
  • 8 本の給餌曲線が初期設定済み(代謝給餌曲線を含む)
  • 配合容器と吸引ラインの洗浄
  • 2 台の洗浄液ポンプ - 自動空状態アラーム付きのミルクを通す全部品の自動洗浄用
  • 洗浄温度 65 °C まで
  • 洗いやすいステンレス製とプラスチック製表面
  • 充填深さ 112 cm のみでの代用乳 50 kg に対応するパウダーストック
  • 強力なパウダーワームは異なる代用乳に最適
  • 新しい子牛の自動登録
  • 個体別スライドタイムプログラムによりストレスフルな給餌時間が発生しません
  • QuickChange 論理回路ボードを利用すると子牛どうしの割り当て切り替えを迅速に行えます
  • 子牛250 頭対応のメモリー容量
  • 自動作動する凍結防止プログラム
  • 標準仕様のハエ防止
  • 自動機に WiFi を標準装備
  • CalfGuide フリーウェア: スマートフォンで全ての基幹情報を把握
  • 液体飼料の自動較正

補助装備 CalfExpert

  • 二台目の PowerMixer
  • QuadroFlex (4 頭の子牛を同時哺乳)
  • 固形添加剤と液体添加剤用の最大 4 台の計量器
  • 粉乳拡張スペース + 25 kg 代用乳
  • 全乳システム
  • MilkBoy 保管タンク
  • DoubleJugミルク冷却タンク
  • CalfGuide 管理システム
  • HygieneStation (オプションで乳頭洗浄、ディスプレイ、体重計込み)(HygieneStation オプションを参照)
  • 警告灯
  • AmmoniaDetect
  • 第二粉乳室

CalfExpert のテクニカルデータ

電源と加熱出力400 V 16 A (6 kW)または 230 V 16 A (3 kW)
ステーションが 4 基での容量最大子牛 100 頭(最大子牛 150 頭も場合によっては可能)
識別システムMultireader HDX と FDX
粉乳ストッカー90 ℓ/ 50 kg
粉乳投入深さ112 cm
ボイラー容量12 ℓ
寸法60 cm x 70 cm x 121 cm
占有面積100 cm x 100 cm
* 技術的変更は予告なしに行われます!
レンラクサキ
子牛マニュアル

Holm & Laue 子牛マニュアル